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Movie

背景

今年のArtPathに参加させていただけることを、大変嬉しく思っております。

今年のテーマである「coco」は、創新と共創を象徴していると考えています。最初に思いついたのは空間の共性でした。「coco」という言葉からも、場所の特性が非常に際立っています。同じ環境の中で創作することで、環境が創作者に何らかの影響を与えることになります。私たちは、このプロセスから環境の共通性を見出したいと考えています。そのため、付箋を使ってさまざまなアイデアを交流し、千住キャンパスと横浜キャンパスの二つの場所をつなげることを思いつきました。テーマとして円を取り入れ、千住キャンパスの学生が描いた様々な円のシンボルを集め、それらを再配置して最終的な映像に使用します。こうした手法を通して、創作と環境との関係を探究したいと考えています。

今回は、ストップモーションアニメーションを用いてPVを制作しました。映像の中で創作環境をあえてそのまま映し出しています。こうすることで、アニメーションとその制作環境とのつながりがより強調されると考えています。映像は、一つの点から始まり、その点が浮かぶ雲、太陽、小屋へと変化していき、シンプルなアイデアが次第に発展していくプロセスを表現しています。そして、最後には無数の円のシンボルが一つに集まり、最初に登場した赤い屋根の小屋もそのシンボルの集合の中で形を変えていきます。これにより、創作者のアイデアと環境が互いに影響し合うプロセスを表現しました。

​千住ArtPath2024 ビジュアルパートナー

​ニシキ

中国美術学院映画製作学科卒、現在は東京藝術大学映画研究科アニメーション専攻修士1年生です。

ニシキ
Haomin

​千住ArtPath2024 ビジュアルパートナー

Haomin

École Nationale Supérieure des Arts Décoratifs(国立高等装飾美術学校)のアニメーション専攻の大学院生で、現在は東京藝術大学で交換留学中です。

Music

背景

今年のテーマは「coco」。そこで、例年と異なり、分業じゃなく最初から最後までみんなで一緒に作り上げる共同制作をしてみました。制作期間は2週間ありましたが、最初の1週間はほぼ共同制作者の上本裕太君と雑談ばかりでした。途中から寺山穂さんも声と制作で加わってくれて、さらに作品に広がりが出ました。そして、締め切り当日の夜、23時40分にやっと作品が完成しました。共同作業は全ての瞬間が楽しかったです。この作品は、3人の誰が欠けてもできなかったと思います。

また、映像を手がけてくれたニシキさん、Haominさん、制作に協力してくれた執行部の若葉さん、そして貴重な機会をくださったArtPath2024にも、心から感謝しています。

上本裕太

東京藝術大学  音楽学部 音楽環境創造科
​プロジェクト創作 後藤研究室

上本裕太

普段はアニメーション音楽の作曲とメディアアートの制作に取り組んでいる。

寺山穂

東京藝術大学  音楽学部 音楽環境創造科
​プロジェクトアートプロデュース 熊倉研究室

mimi

公立小中学校でのアートエデュケーションプログラムに携わりながら、思春期とアートについて考えている。日頃から歌うことを楽しんだり、のんびりと楽曲制作も行っている。

堀哲人

東京藝術大学  音楽学部 音楽環境創造科
​プロジェクト創作 後藤研究室

堀哲人

中学3年生の時にDTMによる楽曲制作を始め、現在はアナログシンセサイザーを用いた作品制作を行う。趣味は筋トレ、映画鑑賞、旅行。

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